「ごめん。好きな人いるから…」


申し訳なさそうな口調で男の子は答えた



その後にバタバタと響く足音はきっと、振られた女の子のもので



あたしは呆然とその場に立ち聞きしていた




とりあえず、人がいたことに安心していた。




話かけてみよう