廊下へ出ると、さっきいた教室じゃないことが分かった




あたしが目を閉じた後にいる教室は1年5組と書かれている


あたしは2年前、1年5組だった






1年の時と同じ経路で昇降口まで辿り着くと、声がした



「付き合ってくださいっ!」


それは女の子の声で