そのあと、勝吾はあたしが泣き止むまで側にいてくれた 幸いサッカー部の規則は緩かったから 途中で抜けても大丈夫だったみたいで 「…大丈夫か?」 「今は、大丈夫…」 頭上で聞こえる問いかけにあたしは涙を拭きながらそう言った だいぶ、落ち着いた…