沖田さんって不思議だな…
私はその隣の永倉さんの部屋に来た。
『永倉さん?起きてます?』
シーン…
寝てるの?
「永倉さんなら巡察に出かけていますよ。」
え?
横を向くと、黒の服に身を包んだ
忍者?みたいな人がいた。
『あっそぅですか。ありがとうございます。あなたは…?』
「私は山崎です。」
『あっ櫻庭飛華流です…』
「櫻庭さんですね…では…」
山崎さんは去っていった。
忍者だ…
私は次に藤堂さんの部屋に向った。
『藤堂さん?起きてます?』
シーン…
藤堂さんも巡察かな?
でも、一応確認しとこうかな…
スーッ
襖を開けると、布団を抱き枕のように
抱いて寝ている藤堂さんがいた。
藤堂さんの小さな寝息が聞こえる。
ふふっ…
何か可愛いな…
でも、そろそろ起こさないとね…
『藤堂さん?朝ですよ‼』
シーン…
どれだけ爆睡してんの…笑
私はしゃがみ藤堂さんの
体を揺らした。
『藤堂さん‼寝坊しちゃいますよ‼』
「…んっ?…飛華流…?」
寝起きの掠れた声…
どっちかとゆうと藤堂さんは
可愛い系だな…
世に言う草食系か…
『朝ごはん出来ちゃいますょ?』
「うわっ!ひっひかる⁉なんで飛華流が俺の部屋に⁈」
『斎藤さんにみんなを起こしてくれと言われたので…』
「そっそっか!ありがとなっ!」
『いぇ…あっ!土方さん起こさないと…藤堂さんも急いでくださいね!』
「あっ!飛華流!藤堂さんとか言わなくていいよ!歳あんまり変わらなそうだし‼平助で♪」
『分かりました‼じゃぁ、平助くんで。』
「うん‼そのほうがしっくりくる‼んじゃ、また後でな!」
『はい』