『…‼わっわたし、他の人も起こしてきます!』

私は立ち上がり行こうとすると、

パチッ

沖田さんに腕を掴まれた。

「行かないで」

『え…?』

沖田さんは切なげな瞳で

私を見つめている。

「あははっ…ごめんね。」

『いぇ…』

沖田さんは悲しげに笑い

私を離した。

「でも、次は逃がさないからね?ニヤッ」

『えっ⁉』

「飛華流ちゃんの反応好きだよ。ほら、他の人起こさないとみんな寝坊するょ?」

『あっはぃ…』

スーッ

私は部屋を出た。