俺は新撰組副長

土方歳三…。

ある日俺は妙な女を見つけた。

巡察で外を歩いていたら

男の怒鳴り声が聞こえた。

近くまで言って見ると

竹林の中で男三人と

妙な格好をしている女がいた。

男達は刀を抜いた。

おぃおぃ…

何が目的でそぃつを

斬ろうとしてぃるんだ…。

俺は考えるよりも

体が勝手に動き

男を斬った。

つまり、女を守った。

後の男達は形相を変えて

走り去っていった。

また、くだらないものを

斬ってしまった…。

俺は女の方を振り向いた。

ドクンドクンッ

女の瞳は恐怖で

ウルウルとしていた。

でも…

俺の瞳と似ている…。

まるで光を無くした月のよぅな瞳だった

女はパタンと倒れた。

女の扱い方なんざ

わかんねぇょ…。

俺は女を抱えて

屯所に帰った。