「まぁ、コイツ部活バカで全然女っ気ないから誰か紹介してやって」



真哉の言葉に私は「今だ!」と思って話題を振る事にした。



「さっきの私の友達ならいつでも紹介できるけど?真哉と愛斗もどぉ?誰か気に入った子いた?」



さすが私。



話の持って行き方がプロ級。



自然なリサーチっぷりに自分で自分を褒めてあげたくなった。



「さっきのってクミとかマイミとか?」



ちゃっかし名前覚えてるし。



「そう。気に入ったんなら紹介するけど??」



「だって!どぉするよ?愛斗」



真哉が手を愛斗の肩に置く。



「いや俺はあんま話してないし、誰が誰だか・・・」



残念マイミ!



心の中で叫ぶ。



「俺は、うーん。しいて言えばミ、ミ、ミウ?だっけ?あの子かなぁ」



残念クミ!!



またまた心の中で叫ぶ。