「と、いう事でさっそく柚月リサーチしてきて!」



「は!?リサーチ!?なんの事!?」



嫌な予感がする。



「だぁかぁらぁ!須堂くんと桜井くんに誰が気に入ったか聞いてきて!」



ここが行動派のクミの怖い所でもある。



「ねぇねぇ!今日学校早く終わるしみんなで遊びたくない!?」



マイミが乗っかって話題を振ってくる。



「いいねー!!飲み会しよーよ」



クミが更に乗っかる。



「ミウ彼氏と約束あるから無理だぁ」



「別におめーに聞いてねーし。柚月!それも追加で聞いてきて!お願い!」



クミが両手を合わせてお願いしてきた。



もちろんマイミも「お願い☆」って顔してる・・・



またまた深いため息を漏らすとしぶしぶ立ち上がった。



「よし!柚月ちゃん!その調子!よろしくね~」



激しく温かく見守られてる中



私は自動販売機の方へ向かった。



まだいるのかなぁ~真哉達・・・



あーあ



本当にめんどうくさい事に巻き込まれちゃった。



超ブッサイクな奴と友達になればよかったよ・・・。



まぁそれは私が無理か。