亮太に引っ張られて


着いたのは大和くんの病室の前


亮太が勢いよくドアを開ける


「大和」


検査に行ったはずの大和くんは


ベットから窓を眺めていた


「なに?」


「モデルだからなんだよ!」


あたしは亮太がその話を


知っていることに驚いた


「聞いてたんだ」


大和くんはこっちを見ない


「お前の梨沙に対する気持ちは

そんなもんじゃなかった

だろ?なんだよ今更モデル

だからって?ふざけんな」