病室を出たあたしは


ただ泣いた


周りの歩いていく人からの


視線も気にせず泣いた


「…梨沙?」


突然名前を呼ばれ振り替えると


そこには亮太が立っていた


「…亮太…」


亮太はこっちに来ると


あたしの腕を引き歩き始める


「…っちょ!どこいくの?」


あたしが聞いても


亮太からの反応はない