その日は家に帰った


行くべきか行かないか


ずっと考えた


大和くんのこと


気付いてあげられなかった


あたしが行ってもいいのか


そんな思いばかりが


あたしのなかでめぐっていた


いつの間にか朝が着ていて


日曜日だから学校はない


「…行こう」


やっと決心できた