『ちょっと待て、
 今日1日延長した
 ワケだから、ここに
 居ないともったいねー
 よな。腹が減ってるの
 はさておき、陽生も俺も
 風呂に入ったし、ここは
 気を取り直して迫るっつー
 のもアリだろ』


と。


急いでシャワーを終え、部屋の中に通じるドアを開けた瞬間、悲鳴が上がる。


「裸で出てくんな! バカ! 」
「え? 」


晴斗は我が身を見ると、布一枚すら身に付けてはいなかった。


家での風呂上がりの積もりで、ついうっかりやってしまったらしい。


「早く着ろ! 」


バスローブを渡され、あわててそれを羽織る。


「ったく、何を考えてんだよ」
「悪かった」