彼が挨拶した後あたしもかみながらなんとか挨拶を終え席に戻った時にはもうぐったりしていた。

戻るとひなたはお疲れ、といってくれた。


「それじゃ、今日集まりあるから明野と斎藤は残っててな。

以上、解散!」


先生の終わりの一言で皆が席を立ち始めた。


あたしははぁあーと長い溜息をつきながら机に突っ伏した。


「茉央くじ運悪いね…

ドンマイ、としかいえないよ。」


顔を上げるとアハハと苦笑いであたしの頭を撫でてるひなたがいた。


「もー今日ひなたと帰れると思ってたのにぃ…

なんで学級委員なんて……」


そう言うと。


「うん、ホントに同情する。


でもさあ…一緒の男子、明野央仁だっけ?
彼すっごいカッコイイじゃん!ある意味よかったんじゃないのおー??」


さっきと打って変わって笑顔になり言った。


「うん…まあそうなんだけどさあ…。

朝あった時彼めっちゃ怖かったんだもん~
話しかけらないよお…」


涙目で訴えた。