みんなが固まった。
どうやらホントにやりたくないらしい。

ひなたも

「嘘ー。
どうしよ、あたし絶対人前に絶つの無理なんだけどお…」


泣きそうになりながらそういった。
もちろんあたしだって泣きそう…


だって、あたし人見知りだよ?
無理無理無理無理ーー


「よし、男子は明野で決まりな。

じゃあ次女子並べー。」


男子は明野、という人がやるらしい。


「ああーどうしよーー」


ひなたは唸っていた。


「うぅ…絶対やだなー」


2人愚痴をこぼしながら列にならんだ。


ひなたはあたしの前だった。


「やったっ!!
茉央あたしハズレだった!!」


嬉しそうにそういいながら席に戻った。
あたしの番だ…。


意を決して引いた。
そして開くとそこには“アタリ”の文字。