そう言葉を残して、私は湊と一緒に…お墓を後にした。


…………私は、これから湊の隣にずっと居るだろう。

私の最期の時まで………。


隣を歩く湊を見ながら思う。


「…ねぇ…。湊。」


『ん?』


ずっと伝えたかったこと。今言うね。


「"陽向よりも、何よりも、貴方を愛してる"」


笑顔で伝えた。


湊は、顔を真っ赤にしてる。

『…反則だろ。』

「何が?」


『……』


「湊…?どうしたの?」


急に無言になった湊。


『…俺も、"だれよりも何よりも、亜由を愛してる"』


同じ言葉を返してくれた。