亜由へ

亜由が、この手紙を見る頃には俺は亜由の隣にはいないだろう。

…“亜由に出逢えてよかった”

亜由と一緒にいるたびにそう思った。

…亜由は、俺がいなくなったら、泣いてしまうかもしれない。


泣きたいだけ、泣けばいいよ。

…でも、泣いた後は…笑ってよ。