「ありがとう。」

スッと俺の前のテーブルに
好物のコーヒーを差し出す、弟。
俺はこいつさえ居てくれれば
他になんにもいらないんだ。

「お兄ちゃん、大丈夫ですか?」

そう言いながら
俺の隣に座りスリスリと
まるで猫のように甘えてくる、可愛い弟。


「今日は、充電したい。」


俺のいうことを、ちゃんと聞いてくれて、


「…はい、」

照れて赤面しているのが
可愛い俺の弟。


俺だけを見て欲しい。