ファンの皆様にはメールを遅らせていただいたんですが、この場をお借りして皆様に伝えたいと思います。
たくさんの方に支えていただき、ここまで活動することが出来ました。
本当にありがとうございました。
私、璃桜刹那はこの作品を最後に活動を停止したいと思います。
学校最後の学年ということで・・・
実習が今後増えてきます
その上国家試験の勉強もあります。
正直まだ書きたい話はたくさんあります。でも、中途半端に作成して放置なんてことはしたくないんです。
ファン様限定小説については、私はもうここにはこれないと思うので
パスワードを解除にするか
作品を削除するか
どちらかにしようと思っています。
今まで感想やレビューを書いて下さった皆様
私は皆様の声に支えられてここまで活動することができました。
本当に感謝しています。
悔いの無いよう、最後までこの作品に取り組ませて頂きたいと思っています。
最後までお付き合いしていただけたら嬉しいです。
璃桜刹那
現在、8月が終わり9月に入った
「はぁっ…はぁっ……っ…」
男「待てや!!」
男「絶対逃がすな!!」
私、北里愛梨(キタザトアイリ)は全力である人から逃げている。
ちなみに今はその人の部下達に追われている最中だ。
「はぁっ……くっ…」
私は路地裏の曲がり角を利用し、彼らを必死で撒こうとした。
荷物は通帳と印鑑だけ。
その二つを探し出すのに半年という長い月日がかかった。
男「チッ…探せ!!
絶対にこの辺りにいるはずだ!!」
なんとか物影に隠れる事ができ、とりあえずは一安心…。
だが油断は許されないこの状況…どうやって乗りきるか……。
「一か八か……運まかせで行くか…。」
周りを見ながら追っ手がいない事を確認しながら大通りに向かった。
そしてもう少しで大通りだという所で見つかってしまった。
男「いたぞっ!!」
最後の力を振り絞り、大通りへ出てからタクシーに乗った。
.
「っ…早く…はぁっ……出して……」
運「あ、あぁ。」
おじいちゃんみたいな運転手は状況がわからず若干動揺していた。
しばらくしてから後ろを確認すると追っ手は誰もいなかった。
「はぁ…はぁっ……」
運「お嬢ちゃん大丈夫かい?」
「はいっ…ありがとうございます…。」
運「誰かに追われてたのかい?」
「…はい。」
運「そうかい…。
ところでどこへ行くとか決まってるの?」
「まだです。
今日しか逃げるタイミングがなかったので……。」
運「よし。
それじゃぁ隣りの県まで連れて行ってあげよう。
代金はいらないからね。」
「それは悪いです!!」
運「いいんだよ。
あ、その代わり話し相手にでもなってくれるかい?
孫がいるんだけどね、最近会ってなくて寂しいんだよ。
だから、ね?」
「あ…ありがとうございます。」
私がたまたま乗ったタクシーの運転手さんはとても優しくて暖かい人だった。
運転手さんの話を聞いたりしながら私は隣りの県へ向かった。
.
運「ここなら店もマンションもあるから便利だぞ。」
「ありがとうございました。」
運「事情はよくわからないが負けるんじゃないぞ?」
「本当に…ありがとうございました。」
タクシーから降りるとすぐ住む場所を探すことにした。
ちなみに今の時刻は夜の9時。
薄暗い時に逃走をはかったためそんな時間だ。
マンション一室借りようと思ったんだけど・・・お店開いてなさそうだし。
ホテルにでも泊まろうかな・・・。
あ、でもこの時間じゃ銀行開いてないよね・・・。
どうしよう・・・。
悩んでいると後ろから2人の男に声をかけられた。
男「こんな時間に1人なの?」
男「それなら一緒にカラオケにでもいかね?
もちろん奢るよ。」
絶対怪しい・・・。
でも今の私には何処かへ行けるようなお金持ってないし・・・どうしよう。
悩んでいるといきなり腕をつかまれた。
男「んじゃ行こうぜー。」
男「近くのカラオケでいいだろ?」
そう言いながら腕を引っ張られる。
.
「え…離してください。
私ついて行くなんて言ってないんですけど……。」
男「せっかくだし三人で色々と楽しもうよ。」
男「そうそう。
奢ってやんだから悪い話じゃねぇだろ?」
さらに強い力で引っ張ってきた。
それにより恐怖心が込みあがってきた。
私は腕を振り払おうと必死に抵抗した。
「離してください!!」
男「っせぇな!!
いいから黙ってついて来い!!」
「っ…嫌だ!!
離してって言ってんでしょ!?」
男「気持ちいいことしかしねぇから安心しろよー。」
1人は怒り、もう1人はけらけらと笑ってきた。
周りの人は見て見ぬふり……。
誰一人助けようとしてくれない。
…まぁ人って最終的に自分が1番だもんね。
私は抵抗するのをやめ、力を抜いた。
男達は私がその気になったと勘違いし、肩を抱いてきた。
男「大丈夫。
俺ら優しいからさ。」
男「あ、そこの店でよくね?」
せっかくあの人から逃げ出せたのに……。
私って本当についてないな…。
そう思ったその時……
.
?「その子、どうするつもり?」
後ろから声が聞こえてきた。
振り返ると黒髪に赤色のメッシュの入ったかっこいい男の人が立っていた。
?「嫌がってんじゃん
それに俺らのシマで……許されるとでも思ってんの?」
男「え……お前…まさか…。」
?「"お前"?
誰に向かってそんな口きいてんの?」
男「すっ…すいませ……。」
?「目障りだから消えてくんない?」
男達は慌てて逃げて行った。
いきなりの展開に呆然としていると目の前にあの男が立った。
……身長高いなー。
ぼーっとそんなことを考えていた。
?「餓鬼はさっさと家に帰れ。」
…なにこいつ。
確かに私の身長は150で小さいかもしんないけど…
「私これでも17なんですけど!!」
学年でいうと…高校2年だし!!
?「は…?
小学生じゃねぇの?」
あまりにむかついたので思い切り足を踏んづけた。
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