今まで何もできなかったけど、

圭介は疲れたんだよ。


だから、休んでるんだよね。

また、新しい心の優しい人に生まれ変わるんだろうね。


圭介、よく頑張ったね。


もうそう思うことしかできなくなった。



ほら圭介、みんな圭介のために見守ってくれてるよ?

感謝だね。


圭介、いつかその感謝を返せるといいね。



―その時だった。



『プップップッ・・・ピ---』


看護婦さんが言った。
『ご臨終です。』




圭介のお母さんはその場に泣き崩れた。



圭介、お疲れ様。


そして、この愛はずっと変わらないよ。





   



   本当にありがとう