「何泣いてんの?大丈夫だよ。優しくするから‥‥」

「やだ‥‥んツ」


キスされた。


離してツ‥‥



ガラッ


「お前等‥‥何してんの?」


ユウ‥‥!


「なんだ、小田桐くんか。見た通りだよ」

「違うの‥隼先輩が‥‥」

「もういいから」


そう吐き捨てて出て行った。


「ユウツ‥!!」


追いかけた。


背中はすごく遠くで、呼んでも振り向いてくれなかったけど、ずっと追いかけた。


「ユウ」