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学校に登校した私達。


生気を吸い取られてヘボヘボな私。





この人…怖いよぉ。


誰か交番へ突出してぇ。




今にも泣きそうな私とはウラハラに、廊下では女子の皆が私達を見て叫び出していた。



「な…なんで黒石先輩が女と一緒に登校してるの!?」


「なんであんなブス女と!?まさか付き合ってるんじゃ…」





ワーキャーワーキャー騒いでいるが、杏味には聞こえていなかった。








その影で



私を睨み付ける集団がいた。







「透子様…あの子…どうします?」





その女はクスッと笑うと、鬼のような顔つきになった。



「…私達の出番のようね。」