だから可愛い人は本当に羨ましい。


私だって、可愛くなりたいんだもん。


でもこんな“私”だから…


ほら。自分って自分やめられないじゃん?


だから私はこのまま一生…ダサダサ人間なの…。






「あら杏味!!あんたまたダサくしてんの!?」


…………(´∀`)


朝からお母さんの言葉でダメージ受けた…。


「…遅刻するからパン一枚でいいや。」


私は焼けてない生パンをくわえて、そそくさと家から逃げた。




「あ~。ブス杏味だー。」


走っていると、近所のまーくんが私を指差す。


こんのクソガキ!!


いつかしめる!!





…なによ!皆して!


人の気も知らないで…


今日から高校生なのに…最悪!!






走って走って…


いつしか大きい校舎の門の前まで来ていた。