カーテンを燃やせ』


「カーテンかぁ・・・。お母さんもお父さんも仕事でいなくてよかった♪」

迷うこともなく暖音は庭に出て、マッチを擦り、カーテンを燃やした。

(早くきこえないかなぁ♪)

≪助ケテ≫

(聞こえた!)

≪嫌ダ、嫌ダ・・・死ニタクナイヨ≫

(かわいそう・・)

≪助ケテヨ、死ニタクナイヨ、嫌ダ、怖イ、恐イヨ。死ヌノハ嫌。ドウシテ?何デ、何デ、何デナノ?≫

「え、、ヤダ、気持ち悪い・・・」

≪ドウシテ?僕イイ子ダカラ、助ケテヨ。モウイタズラシナイ、イイ子ニナルカラ、助ケテ。嫌ダ、ヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダヤダ。死ニタクナイ、死ニタクナイ、迎エニ来テヨ≫

「や、、、や、、、」

≪代ワッテヨ。僕ノ代ワリニ、死ンデヨ≫

≪≪≪暖音チャン≫≫≫

「イヤぁあ゛ぁ゛ぁ゛アア゛ァ゛ァああ゛ぁ゛ーー!!!」

「やっほー、暖音ちゃん♪」

「ヤ、、嫌。私、、嫌・・・や」

「どうしたの?こんなに天気がいいのに、そんな青い顔してさ♪」

「声、、声が・・嫌ッ聞きたくないッツ!!助けて!ゼロ君ッ」

「声~?僕には何も聞こえないよ?フフッ。今日は、コレ。返してもらいに来ただけだから♪」

「・・嫌。返さない。それは私のよ・・。この気持ち悪い声聞こえなくしなさいよ!助けなさいよッ!今すぐッ、ゼロッッ!」

「しょうがないなぁ・・」

そう言ってゼロは指を鳴らした。

「バイバイ、暖音ちゃん♪」

「き、、こえな、い」



【終わったか】

「純粋が元だと応用利かないよねぇー。自滅しちゃって、つまんなぁーい」

【このノートを使えば全員自滅するんだ。確かに今回は早すぎたが、つまらないとかいう問題ではないだろう】

「はぁい・・。あ。僕、次見つけたよ♪」

【そうか。それなら行こう】

「うん♪」