あぁー、私ねぇー。ふーん、そっか。って…エェー!?


「あぁ~、わたしかぁ。って…はぁ!?」


聞いてない!!聞いてないよ?
なにそれ。意味分からないし…。
先生と同居!?ありえないよ。すぐバレてお互い…

退学とクビとか……。


そもそも私の親が許すはずがないし。


「言っておくが…、そもそもこれは、お前のご両親から頼まれたんだ。」


「うちの!?」


「あぁ。」


…一体うちの親はなにを考えているわけ…?
そりゃあー…、私って男っ気もないし、問題ないとは思うけどさ。

これでも年頃の女の子だよ!?
普通…そんな年頃の娘を教師だからって、若い男の人に預ける?

おかしいだろ!!


よく小説にあるよね、同居しだした二人はいつしか恋人同士に…キャー♪


「…なんか、一人の世界入ってる所悪いが…帰ってこい。」


「あ、すいません…。」


「とにかく、安心しろ。お前みたいなお子様に手出すほど飢えてねえよ。」


「お、お子様!?」


そう言うと腰に手を回されくいっと軽く引っ張られ先生との距離が一気に縮まった。


「なに?なんか期待していたわけ…?ご希望であれば期待に答えなくもないけど?」


「え、遠慮します!!」


さっと隙を見て先生から距離をとる。
すると先生は面白そうに笑。


「ククッ冗談だ。」


今度は頭をポンポンと触ってきた。
先生の手は意外にでかくて“男の人”って感じがした。


ハァー…ビックリした。もう。
子供扱いして…。

でも、本当に私先生と明日から暮らすの?