「ん、次俺。」





「ハイ、蓮にはこれな。」





そういって、水色の袋を渡した。





「サンキュー!空斗からのクリスマスプレゼントなんて初めてだな!」






「そういや去年はもらっただけで返すこと出来なかったからな」






…どういうこと?





「ま、プレゼントより空斗の命のほーが断然大切だからな!」





命?





あたしの知らない空斗の過去。





蓮はそれを知っている。





なんか、やきもち焼いちゃうな…相手は男の子なのに。






「おい、琴音プレゼントいらねーのか?」






「え?」





「何か考え事?」





あっ…もしかして、空斗あたしに話しかけていたとか?





「ううん、何もないよ」






「そ?じゃ俺からのプレゼント」






そーいうと空斗はあたしの前に膝まづいた。





「空…斗?」






「愛してるよ、琴音。」