「じゃ、次あたしー」





空斗にはいつもかぶっているから、ニット帽





蓮にはカッコいい腕時計を用意した。





「ハイ!」





二人とも興味深々で袋を開ける。





「おっニット帽じゃん!俺数少なくなって困ってたから…ありがとな!」





「うん!」




蓮は…?





腕時計をジッと見つめたまま固まっている。






も…もしかして…






「ごめん…気に入らなかった?」






蓮はパッと顔をあげ首を横にぶんぶんと振った。






「違う違う!やばいほどカッケーんだもん!思わず見とれちゃった!笑、サンキュー!」





ほっ…





二人とも気にいってくれてよかった。





あたしは胸をなでおろした。