「空、雪、直也ごめんね?」

うちの声で空と直也は喧嘩をやめてこっちを見た

雪もじっとうちをみてる。

「空、うちが好きなのは直也じゃないよ、うちが好きなのは空だから。」

空が「うそだろ?」って呟いたのを無視して話続ける。

「直也、うちに空が好きって想い気づかせてくれてありがとう。直也のきもちには答えられないけど、嬉しかった。ありがとう。直也は直也のこと想ってくれてる人がいることに気づいて。その子と幸せになって欲しい」

直也は優しく笑ってる。

そしてうちは屋上の一番おくにいる雪のところまで歩いていった。

雪の前まで来て、そっと抱き締めた。

「雪ごめんね。直也への想い知ってたのに雪のこと傷つけて。親友っていってくれてありがとう。後叩いてごめん」

雪は静がに泣いていた。

ゆっくり雪から離れて、

「空、雪、直也バイバイ。今までありがとう」

そういってすぐにうちは屋上から飛び降りた。

空はうちに向かって走ってくる。それを直也が必死に止める。

雪は泣き崩れた。

「れんー!」

雪の声が青空に響いた……