「…。」



私はそれをじっと見つめていた。



拓哉は私に気づいたらしく、梨華ちゃんと離れて、梨華ちゃんに手を振ってから私に駆け寄った。



「愛羽!」



「…拓哉。」



「あの…えっと…」



「今日、拓哉委員会あったよね」



私は笑って、そう拓哉に言った。



「え?あ、あぁ」



「頑張ってね♪」



「愛羽…」



ポン



拓哉は私の頭を撫でた。



「俺、愛羽のそーゆー強いとこ好き。」



「うん、私も、拓哉好き。」



この言葉に、偽りはないよね?