次の日、下駄箱で芹に会った。



「お、おはよ芹」



「…」



芹は無視して歩いて行った。



トゥルルル~ルル~



ケータイが鳴る。



『朝の学級活動終わったら、梨華の教室来て。』



梨華ちゃんからだ。



朝の学級活動が終わり、梨華ちゃんの教室に行った。



「愛羽ちゃん。」



「梨華ちゃん。どうしたの?」



「・・・浮気してた相手潰すって言ったの、覚えてる?」



「う、うん…」



「…梨華の拓哉、取らないで」



「え…?」



バレ…た…



「梨華、愛羽ちゃんのこと許さない!絶対、潰すから!」



「梨華ちゃ…」



バァン



ドアを閉められた。



梨華ちゃんは、泣いていた。



本気で拓哉が好きで、本気で私を潰すつもりだ…