「…はぁ☆泣いたらすっきりしたぁ☆聞いてくれてありがと、愛羽ちゃん♪」



「…ううん。」



「じゃぁね♪」



私はその場で固まっていた。



梨華ちゃんは私が拓哉とつき合っていることに全く気付いていなかった。



でも二股をかけられているかもしれない。そう考えて



泣いていた。



泣くほど別れたくない梨華ちゃんと、拓哉は別れられるの?



…でもごめんね。私も、拓哉が好き。



私だって、別れたくないんだ。