いじめ…初めてだよ…

こんなに、怖がってるなんて…

私、大丈夫かな…?


「魅奈?大丈夫…?」

『う、うん…』


私の顔を覗き込む光夜から、自然と目をそらす。


怖い…
怖いよ…

本当は、凄く凄く……

怖いんだよ……


ギュッ


「…?どうした?」


光夜の、制服の袖を掴む私の手を

じっと見詰める。