『…やっば。』
時計は、朝の7時42分を差している。
今日から
真宮と一緒に学校へ、行くことになった。
勿論、いじめが終わるまで…
昨日は、いっぱい泣いた。
どうしよもない気持ちで
アイツに甘えた。
暖かい温度で、包んでくれて
私の震えは、治まったんだ……
だから、私も
頑張らなくちゃっっ
『いってきま-す!』
そう言って
家に出ていき、待ち合わせのN公園に
私は、走り出した。
『…はぁ、着いた…』
公園を見渡すと
真宮がベンチに、座っていた。
『ゴメン!』
「あ、おはよ♪遅刻するなんて、最低だな-っ」
『…まじゴメンね』
「冗談だっつ-に!俺はそんなコト言う、男じゃないしっ」
そう言って、真宮は、私の額に
デコピンをした。
『痛っ』
「ほら、行くぞっ」