『こ……い。』

私は窓の方を見た。

数羽の鳥が、乱れて飛んでいる。


『理科室行く前、光夜に肩組まれて…ビンタしようと思ったケド、吉村クンに女っぽくないって思われたくなくて…我慢したんだぁ……』


自分でも、何言ってるか
分からないくらい
私は、さっきのコトを
愛に話した。


「魅奈チャンんにもやぁ-っと、好きな人できたんだぁ♪」

『え…?やっと、ていうコトは愛も好きな人が……?』

「……うん///」


少し、俯き下限で
顔を赤くしながら

愛が呟く。