私はお姉ちゃんに見送られながら玄関を出て、塾に向かった。
だけど持ってきた荷物の中には、塾で使う勉強道具以外にある物も持ってきたのだ。
それは、今日部活の時に作った失敗作のマフィンと…一番キレイに出来上がったマフィン。
結局あれからも小沢先輩にはマフィンを渡せなくて、明日からは土日と連休だから会う事も出来ない。
まさか作って3日経ったものは食べられないしね。
だから塾に持って行って、武藤くんにでも食べてもらおうかと思ったのだ。
…小沢先輩の事を想いながら作ったものだなんて、失礼かもしれないけどね。
だから、そこは内緒。
「…あ」
塾に行くまでの道で公園の中を突っ切ると、自販機を見つけた。
そう、塾の菅野先生に教えてもらった、Ecstaticのメンバー リュウジが練習していたっていうビックリスポット!
「そーだ、武藤くんに教えちゃおうかな!ビックリしちゃうぞー!!」
誰も知らないだろう情報を自分が知ってるという、このワクワク優越感。
ちょっとだけ偉くなった気分になるんだよねっ
それとも、武藤くんみたいな人はバンドに興味ないかなぁ。
だけど持ってきた荷物の中には、塾で使う勉強道具以外にある物も持ってきたのだ。
それは、今日部活の時に作った失敗作のマフィンと…一番キレイに出来上がったマフィン。
結局あれからも小沢先輩にはマフィンを渡せなくて、明日からは土日と連休だから会う事も出来ない。
まさか作って3日経ったものは食べられないしね。
だから塾に持って行って、武藤くんにでも食べてもらおうかと思ったのだ。
…小沢先輩の事を想いながら作ったものだなんて、失礼かもしれないけどね。
だから、そこは内緒。
「…あ」
塾に行くまでの道で公園の中を突っ切ると、自販機を見つけた。
そう、塾の菅野先生に教えてもらった、Ecstaticのメンバー リュウジが練習していたっていうビックリスポット!
「そーだ、武藤くんに教えちゃおうかな!ビックリしちゃうぞー!!」
誰も知らないだろう情報を自分が知ってるという、このワクワク優越感。
ちょっとだけ偉くなった気分になるんだよねっ
それとも、武藤くんみたいな人はバンドに興味ないかなぁ。