「う 梅津さん、それは――――っ!?」



キレイに焼きあがった生地がキツネ色にと染まり、ホクホクと湯気を立てている。


大急ぎで作ったそれは、ズバリ…



「はい!ホットケーキです!!」



「まんまじゃん!」



そんなツッコミは、今は大真面目な私には結構です!


チョコレートプレートがなくなっちゃったのなら、メッセージが書ける代わりのものさえあればいいもん。


焼き上がって熱々のホットケーキを冷ますべく、私はそれをためらいもなく冷凍庫に突っ込んだ。



「普通はそんな事、しちゃダメよ…」



止めないで下さい!
今の私は必死なんです。
パッチを買うのも必死なくらい、必死なんです!(何)








しばらく寝かせて冷えた生地を冷凍庫から取り出すと、私は半袖だけど袖を捲る振りをしながらペンシルを持つ手に力を入れてホットケーキにメッセージを書いた。




「……………よし!」



ホットケーキの生地にペンシルで字を書くのが案外難しくてシンプルな内容になったけど、私はそれをラッピングしてリボンで綴じると気合いを入れ直した。



渡す相手は、もちろんあの人だから…っ!




●私が一瞬で恋に落ちてしまった、次代の俺様Jリーガー
小沢先輩に…!

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●時折見せる、そのメガネの奥の瞳が誰を見てるか気になって仕方なかったの。
外見は魅力的な草食男子の……!

→???
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