「あらっ
そういえば心花ちゃん、あなたチョコメッセージは？」



「え？
…あぁ、そろそろ作ろうかなぁ」



思い出したように言ってきた忍先輩だけど、確かにそろそろ部の方に戻らなきゃならない。

タイミング良くリュウジの歌も聴けたわけだし、何かテンション上がってきたかもっ




「じゃあ忍先輩、私お先に調理室に戻りますね！
それからメッセージを書いたら…」



「えぇ、思いっきり想いを伝えちゃいなさい！
私がついてるわ」



「はいっ」




パタパタと足を鳴らせて、私は調理室の方へと駆けった。



想いを綴ったチョコレートに気持ちを込めて告白するの！



あなたが好きです！




…って。



もちろんその相手はあの人に…！



●小さい頃からお隣同士で、一緒に成長したよね。
幼馴染みの熱血サッカー少年である、優ちゃんに…！

→シスコ箸“恋……シヨ？ｰ木下優也編-”へjump


●ふざけてばっかり！真面目なのかからかってんのかわかんない。でも…っ
夢は芸人、関西弁の転校生、赤坂くんに…！

→メクラヤナギ箸“恋……シヨ？ｰ赤坂純一編-”へjump


●私の気持ちを知って、何より一番にお世話になった。
お姉なカリスマ料理部部長である忍先輩に…！

→真々野 仁美箸“恋……シヨ？ｰ一条忍編ｰ”へjump


●塾では毎日話をするのが楽しみでもあるの。
頼りになる礼儀正しき後輩である武藤くんに…！

→りゅう*箸“恋……シヨ？ｰ武藤雅晴編ｰ”へjump


●いつもケガや火傷の度に優しく手当てをしてくれる。
気怠いチャラ男な保健医である世良先生に…！

→羽樹緩真箸“恋……シヨ？ｰ大沢世良編ｰ”へjump



●違う違う！
私の好きな人は、あの人なの…！

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