「うわっ
何だよコレ、割れてんじゃん!」
クッキングペーパーに包まれたクッキーは、みな割れたり形の悪いものばかり。
それもそのハズ。
いくらタダで配布しているスイーツでも、出来の悪いものは料理部のイメージを損なうわけだから出すわけにいかない。
そんないわゆる不良品を、私はクッキングペーパーに包んで持って帰ったわけなのだ。
「割れてても味は同じでしょ!
ねぇ、食べて感想聞かせてよ」
「…え~…?」
一瞬眉を寄せた優ちゃんを、私は見逃してはいなかった。
「え~って何よぉ!」
「いや、だってさぁ…。
これ、心花が作ったんだろ?」
見た目はボロボロでガタガタのクッキー。
キレイに焼けたものは部活で使っちゃったから、美味しくなさそうに見えるのなんて仕方ないじゃないっ!
何だよコレ、割れてんじゃん!」
クッキングペーパーに包まれたクッキーは、みな割れたり形の悪いものばかり。
それもそのハズ。
いくらタダで配布しているスイーツでも、出来の悪いものは料理部のイメージを損なうわけだから出すわけにいかない。
そんないわゆる不良品を、私はクッキングペーパーに包んで持って帰ったわけなのだ。
「割れてても味は同じでしょ!
ねぇ、食べて感想聞かせてよ」
「…え~…?」
一瞬眉を寄せた優ちゃんを、私は見逃してはいなかった。
「え~って何よぉ!」
「いや、だってさぁ…。
これ、心花が作ったんだろ?」
見た目はボロボロでガタガタのクッキー。
キレイに焼けたものは部活で使っちゃったから、美味しくなさそうに見えるのなんて仕方ないじゃないっ!