何か行事でもない限り、普段は扉の閉まっているママ高のチャペル。
去年の学祭では興味本位で見に行ったけれど、特に珍しいものなんて何もなく、そんなに他の生徒もマジマジと見たりする事もなかった。
でもそれはきっと、世良世良から聞いたあの伝説を誰も知らないからだろうなぁ。
――『今年の料理部は、たくさんの恋を実らせちゃうわよ。
甘いチョコレートに愛を乗せてプレゼント。
ステキでしょ?』
――『うちの校内にチャペルがあるだろ?
その中央にある十字架の前で、好きな男に告白してごらん。
きっと、女神さまが祝福を授けて下さるぞ』
私が心を込めて書いたチョコレートを、チャペルの十字架の前で渡したら、あの人は私の事を――――…!!
恋、しよう!
私、忍先輩の魔法、信じてみるね。
去年の学祭では興味本位で見に行ったけれど、特に珍しいものなんて何もなく、そんなに他の生徒もマジマジと見たりする事もなかった。
でもそれはきっと、世良世良から聞いたあの伝説を誰も知らないからだろうなぁ。
――『今年の料理部は、たくさんの恋を実らせちゃうわよ。
甘いチョコレートに愛を乗せてプレゼント。
ステキでしょ?』
――『うちの校内にチャペルがあるだろ?
その中央にある十字架の前で、好きな男に告白してごらん。
きっと、女神さまが祝福を授けて下さるぞ』
私が心を込めて書いたチョコレートを、チャペルの十字架の前で渡したら、あの人は私の事を――――…!!
恋、しよう!
私、忍先輩の魔法、信じてみるね。