いきなりの大声に、皆様ビックリですよ。 そりゃあ先ほどまで誰も、何もなかった席に突然人が現れたんですから。                   「そこぉ!!!!!うるさい!!!!!」     「あっ・・・すいません・・・・。」                   ですよねー。      てかいつから!?普通なら前見てても隣に人が座った位分かると思うんだよね。うん。でもそれすら分からなかった。例えるなら皿に何ものってないのにいきなりご飯が現れたみたいな。盛り付けた人なんて見えなかったのに。                  「・・・・・・!?」  うちはずっと山田くんを見てる。だけど山田くんは、「・・・・・・・。」  ロボットみたいに姿勢正しくピクリとも動かない。 本当、いつからいたの?                                                 ―――――休み時間―――            私は休み時間、山田くんに接触を試みようとおもう。            「ねぇ・・・」高梨さんだ。     「ん?なに?」     「山田くんって、いたっけ?」                貴方もきずいてたか!!!            「いや・・・・居なかった・・・よね・・・・」  「うん・・・・」                二人で山田くんをガン見。もう凄いくらい。    でも山田くんは読書中。 そしてうちは高梨さんにこう言った。                   「・・・・・・・二人で山田くんを観察しないか?」「えぇ////!!??」            なぜ頬を赤らめる。               「いや、なんか・・・////」         面白い人だ。      彼女はどういう意味でとった?          「でも、あんなにこつぜんと現れたんだよ?そりゃあ気になる」       「う・・・うん・・・」 「じゃあ決定。」    「!?・・・・はい・・・」           よし。素直で可愛い子だね。           「まずは特徴よ。どんな見た目かよく観察!!」  「はいっ!!隊長!!」 うちはいつから隊長になったんだ・・・・。                とりあえず、ターゲット山田くんの容姿。     顔立ちは整ってて美形。 目は外人みたいな青い瞳。髪は綺麗で少し長い黒い。鼻は高く肌は白い。   まさに女の子の理想像みたいでかっこよく美しかった。                                                                                                                                                                                                                                               恐るべし・・・!!!  山田くん!!!