「和音、おはよ!」

「おはよ、怜。」

「怜ちゃん、おはよー!」

「マナから挨拶とか珍しいね?かなちゃん?」

「っんだよ、何でわかんだよ!」

「だってマナ、単純だからさぁー」

マナと私の間に長谷 怜(れい)が入ってきて、学校に向かう。

怜は落ち着いた雰囲気で、大人っぽい反面、どこか冷たい印象を受ける。

でも、私はそんな怜と一緒だと気持ちが落ち着く。

学校ではクラスも一緒だから常に一緒だ