「……分かった。私、自分で自分がどれだけ歌えるか知らないけど。歌うから。」 結城くんの視線に負けた私は、いわゆるボーカルを引き受けてしまった 結城くんはニコっと微笑んだあとに 「大丈夫、和音ちゃんなら。俺は上手い下手で音楽をやりたくはないから。ただ、人を感動させれるような音楽がやりたい」