「あ、もう家ついたわ」


友人がさしたのは右。

俺の家は左にある。

つまりは向かい合わせ。


「あ、俺思い出しちゃったーんっ」


突然声をあげる友人。


「? またくだらん遊びか?」


すると友人は得意そうにして、






「お前が初めて俺に笑顔見せた時の言葉」

「忘れろ」

「やだ」

「シバくぞ」

「やーんっ、こわーい」

「潰す」


アレは俺の黒歴史だっ

アレは……、