「あ…。」
晴陏の周りには女子が集っていた。
晴陏笑ってるし…。
最悪…。
「はぁ。」
ため息と同時に涙が流れる
あたしに気付いた晴陏が
こっちに来た。
「…李潤。」
「せ…
「誰~?その子~。」
「え~?妹―?」
「晴陏君早く行こぉ!」
晴陏の周りに居た女子が来た。
妹なんかじゃない…。
晴陏の彼女だもん…。
「晴陏君、この子だれぇ?」
「んと…ね、…この子は…」
晴陏…?
…そっか…。
こんなモンだったんだ…。
ねぇ…、
なんでそうなるの?
「俺の彼女」って
言えないの…?
なんとか言ってよ…