「早く行こぉ…」

「おう、したら後乗れ!」


海を後にし晴陏の家に向った。





―ガチャ

「ほら早く入れ。」
「…お邪魔します…。」

綺麗にされた部屋。

「ほら、これ着とけ。」
「おう、ありがとー。」

晴陏が貸してくれた
だぼだぼのスエットを着ると

晴陏はまたあたしの事を
からかうんだ。

「せいたぁぁぁ、コレなまらでかいよ。」

あたしを見て晴陏は案の定笑う。
「李潤はやっぱり小さいなぁ!!」

「晴陏が大きいんだよー…!笑うなぁ!」

「いや、小さい方が可愛いって!」

「ばーか。」

「…李潤こっち向いて。」


静かな空気が流れる。
音楽も何も聞こえない。