「でも、いくらムカついても好きなんだよね。
できるならやり直したいけど、携帯番号変えたみたいだから連絡とれなくて……。
学校も違うからなかなか会えないし……」
ここまでひとりの男の子にこだわる郁美を初めて見たし、郁美を振る男の子も初めてなので私は思わず、
「土橋くんってそんなにいい男なの?」
と口に出した。
郁美がゆっくり私の方に顔を向ける。
「だって、外見だけで言ったら今まで付き合ってきた男の子達の方がよっぽどかっこよかったじゃん。
郁美が初めて自分から告白するほど好きな人ってどんなにいい男なんだろうって思ってたら……」
言いかけて、私は自分がずいぶん失礼な事を言っていることに気付き、続きを口に出せなかった。
郁美はそんな私を見てフッと笑い、
「外見はね。確かにパッとしないよ。
でもなんでかな。初対面で少し話しただけで、なんか気になって、もっと話したい、一緒にいたい、二人で会いたいって思ったの。
多分その時からもう好きになってたんだと思う」
とやけに自信たっぷりに言った。
できるならやり直したいけど、携帯番号変えたみたいだから連絡とれなくて……。
学校も違うからなかなか会えないし……」
ここまでひとりの男の子にこだわる郁美を初めて見たし、郁美を振る男の子も初めてなので私は思わず、
「土橋くんってそんなにいい男なの?」
と口に出した。
郁美がゆっくり私の方に顔を向ける。
「だって、外見だけで言ったら今まで付き合ってきた男の子達の方がよっぽどかっこよかったじゃん。
郁美が初めて自分から告白するほど好きな人ってどんなにいい男なんだろうって思ってたら……」
言いかけて、私は自分がずいぶん失礼な事を言っていることに気付き、続きを口に出せなかった。
郁美はそんな私を見てフッと笑い、
「外見はね。確かにパッとしないよ。
でもなんでかな。初対面で少し話しただけで、なんか気になって、もっと話したい、一緒にいたい、二人で会いたいって思ったの。
多分その時からもう好きになってたんだと思う」
とやけに自信たっぷりに言った。