結果が出されるのは翌日。


楽しみな半分不安。


みんなの足を引っ張ってないといいけど…。


「発表が楽しみだね!!」


「菜々、自信あるの?」


「菜々はこう見えてもクラスでは上位なのよ」


凜子は自慢げに言う。


「そーなんだ!!凜子は?」


あたしは凜子に目をむけると菜々が目を輝かせている。


その目はまさか…


「凜子は学年トップなんだよ~!!」


「えぇぇぇぇ!!」


「ふふふ…どんなもんよ?」


「すごいとは思っていたけど…まさか学年トップとは…」


あたしはちょっと後ずさる。



「けど、今回は菜々が思いのほかできたみたいだし不安だわ」


「へへーん!今回の私は一味違うんだから!」


2人は自信があるみたい。


あたしは……



「いいもん…あたしは普通でいいんだもん」



「?月水なんか言った?」


声に出てしまっていたみたい。


「なんでもないよ!明日が楽しみだね!!」


「「うん!!」」


2人はとびきりの笑顔を見せる。



早く明日にならないかな…。