11月なかば…

それはそれはサムーい夕方

塾の帰り

「ねぇねぇ!」

知らない先輩から声をかけられた

なに?寒いから早く帰りたい……

しかし

「あー!ケータイ貸して!

と、知らない先輩が私のポケットから

ピンクにキラット輝いたケータイを取り出しい

じり始めた

「なっ!なにするんですか!」

と慌てていってケータイを取り返すと、

知らない先輩は


「ん?君俺のこと知らないの?同じ中学だった
中山楓也!!知らない?」