一瞬、俺は死んだのかと思ったが、

どうやら違うらしい。




『樹!大丈夫か!?』




どこか聞き覚えのある声に

一気に現実に引き戻された。




『…伸さん…!?』




目の前にいたのは。




矢島伸さん。

店長だった。