久しぶりの愛ちゃんとの帰り道。



「千尋は受付だもんねー。もったいなーい!可愛いんだから、ウェイトレスやった方がよかったのにーッ」


愛ちゃんはぶーぶー文句を言ってる。



「可愛くないし、受付の方が地味なあたしには向いてるよ!」


あたしが苦笑しながら言う。



「もったいなーーーーいッッッ!」


そう言ってくれるのは愛ちゃんだけだよ。



「愛ちゃんはウェイトレスだよね?愛ちゃんが料理を運ぶ姿、皆夢中になっちゃうね♪」


あたしが笑って言うと「そんな事は絶対にない!」と真顔で否定する愛ちゃん。




あたしの隠し事には超鋭いのに、こういう事に関しては鈍感なのかな…?



そんなトコも可愛いけどね♪




「じゃ、また明日ね」

「うん。また明日」



手を振って別れた。