次の日。
「おはよっ☆千尋」
いつもの集合場所に行くと、愛ちゃんは朝からハイテンション。
今日ばかりはついてけないよ…
あたしの様子がいつもと違う事に気づいた愛ちゃんは「どした?」とあたしの顔を覗き込む。
「な、なんでもないよっ?」
あたしは元気さをアピールする為にぴょんぴょん飛び跳ねてみせる。
その行動を見た愛ちゃんは
「なんでもなくないでしょー⁉何があったか、ちゃんと言いなさい!」
愛ちゃん……
なんかお母さんみたい。
愛ちゃん、鋭いからな。
隠し事はできない……
そして隠すのを諦めたあたしは、昨日の事を全て話した。
こういうの本当慣れてないから、話してるだけで顔は真っ赤だとわかる。